入門レベルの最後の科目は「会話」。
でも、ロシアにいるわけでもなく回りにロシア語の先生もいるわけでもないので、実際に会話をすることはできない。
1人で教師役と生徒役をシュミレーションしてみるほかはない。
合格判定基準は「自分のこと、友人、家族、仕事、余暇など日常的なテーマで会話をすることができる」こと。
⇒ロシア連邦教育省認定ロシア語検定試験について | 筑波大学CEGLOC公式ホームページ (tsukuba.ac.jp)
「会話」の科目の制限時間は45分。設問は4問。第3、4問は辞書使用可。
回答した発話は録音されるみたい。
対文協HPをみると、各設問の回答マニュアルを読むことができるが、実際のテストの現場で入門レベルの受験者が理解するのはけっこう難しい。
事前にどんな設問があるのかを知っておかないと大変なことになる。
⇒入門会話 2017 ТЭУ_Говорение_материалы.pdf (taibunkyo.jp)
ちなみに、設問1のマニュアルは、
「設問は事前の準備なしに実施されます。あなたは対話に参加しなければなりません。試験官の発言を聞いて、答えてください。
もし、答えることができなければ、その問題に留まらず、次の発言を聞いてください。
あなたは『完全な』回答をなければならないことに注意してください(『はい』、『いいえ』または『知りません』という回答は『完全な』回答ではありません。」
とある。
そして、設問1は「対話に参加してください。相手に答えてください」として5つの小問に回答するようになっている。
設問2はいくつかの状況を設定されたうえで、その状況での会話をするという形式。
やはり小問が5つ。
設問3、4は辞書が使用可能。
全体の制限時間は20分で、そのうち準備が15分、回答が5分。
設問3は「モスクワで見ることができる映画、コンサート、演劇、展覧会についての情報を読んでください。あなたが何をみたいのか、また、どうしてなのかを話してください」
とあり、このテストの場合、「モスクワの余暇」という新聞の掲示板からの情報をもとに発話するという形式になっている。
設問4の制限時間は15分で、準備に10分、回答は5分。
与えられたテーマで8つ以上の文章を作成して話さなければならない。
テーマから逸脱して自分の話をしてはいけないみたい。
設問4「あなたが余暇をどのように過ごしているかという話を作成してください。そそして話してください」
ー 余暇にはどこにいきますか?
ー 何をしますか?
ー 何を見るのが好きですか?
ー 何に興味がありますか?