mir821’s diary~露語&ランニング〜

25年ぶりにロシア語を再勉強中。たまにモンゴル語&ランニング。

バンと塩~ウクライナ語中級講座Lesson1⑤~

「ヴィシヴァンカ、ヴィノク」に続く、Nika先生の中級講座「ウクライナのシンボル」のテーマは「パンと塩」である。

Символи України | Intermediate Ukrainian language lesson - YouTube

プーチンウクライナに侵攻したら「パンと塩」で歓迎されるはずだと思っていた、と侵攻当初、複数の専門家がウクライナ情勢について解説していた。

この「パンと塩」での歓迎は、ウクライナやロシアだけでなく、スラブ諸国で共通する客を歓待する習慣だ。

 

「パンと塩」。Youtubeの動画では4:52~6:07までの部分。

まずは、動画のイラストの文章を読み、Nika先生の説明を聞いてみる。

ウクライナ語を勉強し始めて3か月。まだ初級テキストも終わっていない。

この段階で意味がわからない単語は、поваги,шани,використовують,використовували,

бо,страва,зазвичай。

格変化は全然勉強していないので、原型はわからない。

あとの単語はロシア語からだいたい意味は推測できる。

イラストの原文もNika先生の説明も理解はできた。

ただ、語学の勉強としてはロシア語を頼りにウクライナ語を習得しようとするのは、外国人には(とくに大人になって勉強している学習者にとっては)、混乱するだけで効率的じゃないかもしれない、って思ってきた。

まあ、ほとんど趣味と認知症予防で勉強しているから、あまりこだわる必要ないかもね。

イラストの原文は以下の通り。

 Хліб-сіль

З хлібом та сіллю зустрічали гостей,це симбол великої поваги та шани. Хліб виносили на вишитому рушнику.

Рушник

Тканина з вишивкою з обох боків.

Їх використовують для різних обрядів - виносити хліб- сіль,на хрещення дитини,на весілля,для покриття ікон.

訳してみると、

パンと塩。

パンと塩で客を迎えました。このシンボルは尊敬と名誉のシンボルです。パンは刺繍された織物で運ばれます。

ルシェニク

両側を刺繍された織物です。それはいろいろなセレモニーで使われます。パンと塩は子どもの洗礼、結婚式、イコンの覆いに持ち出されます。

といった感じ。

ルシェニクはロシア語でも同じ綴り。

プログレッシブロシア語辞典では、「ロシアの伝統的な刺繍タオル」との説明となっている。

Nika先生の口頭での説明は以下の通り。ほとんどイラストの文章と同じ内容なので翻訳は割愛。

捕捉的な説明としては、なぜ「パンと塩」が歓待の意味になるのかというと、パンは食べ物の中で最も重要なもので、かつ、塩は貴重品なので、「パンと塩」で客を迎えることは最大限の尊敬と栄誉を示すことになる、とのこと。

以下はNika先生の説明のウクライナ語。

Ще один дуже важливий симбол українського народу,то хліб-силь.

З хлібом та сіллю зустрічали дорогих гостей.

То символ великої поваги,шани.

Також його використовували в різних обрядах,включаючи весілля.

Чому саме хліб та сіль? Бо хліб усьому голова.

Це найголовніший продукт або страва.

А сіль - це достатньо дорогий продукт.

Отже коли ми зустрічаємо гостей з хлібом та сіллю,це означає нашу повагу,ми пропонуємо найкраще для наших гостей.

Зазвичай хліб виносили на вишитому рушнику.

І це ще один український символ.

Рушник - це така тканина,з вишивкою з обох боків. Їх також використовували для різних обрядів,наприклад для хрещення дітей,для весілля,і також покривали ним ікони.