サハリン関係の動画を色々見ていたら、次から次へと「カニの氷上釣り」の動画がアップされてきた。
釣り系から旅行系、地元民ユーチューバーまで、いろんな動画があるが、どれもだいたい内容はほぼ同じ。
そのなかで一番うまくまとまっていたのが、地元放送局「OTVサハリン」の動画。
番組としても放送したものをユーチューブに投稿したんだろうけど、場所や釣り方、楽しみ方、注意点など、知りたい情報を丁寧に説明してくれていて、とてもよくわかる。
ただ、撮影は一年前。
まあ、今年になってもなにが変わっているわけでもなさそうなのでとくに問題はないよね。
ターゲットは、いわゆる「花咲ガニ」。
ロシア語名は「колючий краб」。直訳すると、「トゲガニ」、「とげのあるカニ」。
日本だと、タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、ワタリガニなんかはけっこうみんな食べたことがあるだろうけど、北海道民以外は「花咲ガニ」はあまり知らないんじゃないだろうか?
私ははるか昔に北海道にいたことがあるのでけっこう食べた。
ゆでて食べるのが一般的で、味はタラバガニに似ていて、毛ガニやズワイガニよりもずっと濃厚な感じ。
水揚げ港の近くにもいたことがあるので、生きたまま焼いたり、刺身とかで食べたこともある。
懐かしい思い出だ。
釣り系ユーチューバーでもっとも詳しかったのが次の動画。
一本目の動画の見出しにもあるけど、カニ釣りは「крабалка」(クラバルカ)って単語が一般的。
魚釣り「рыбалка」(ルイバルカ)からの造語で、「魚」(ルイバ)→「カニ」(クラブ)って変換されたってわけです。
2人がもっているカニの重さは1.5~2.5㎏ぐらいある大物。
氷上釣りは海面が凍結する冬がシーズンで、「花咲ガニ」については特別の許可証が必要ではなく自由に釣っていいみたい。
ただ、数に制限があって一人10匹までで、雌は放流しなければならない、とのことです。
この「氷上カニ釣り」。
動画の中には、知ってか知らずか雌を釣り上げて、そのまま持って帰った者もいて、コメント見ると、けっこう叩かれていた。
どこの国でもルール違反するものは一定数はいるということだね。
以前は日本からのツアーもあったみたいだけど、いまはよっぽどやりたい人以外はかなり難しいよね。