チャンネル登録名は、直訳すると「偉大なるユーリー」となるが芸名ではないらしい。
ウクライナの物まね芸人のユーリー・ベリーキーさんのYoutubeチャンネルは、プーチンやルカシェンコたちの言動をおちょくる痛快な動画が満載だ。
なかでも面白いのが、プーチンがショイグ国防相の報告を聞くという設定の動画。
2022年3月11日に公開されたものだが、すでに140万回も再生されている。
コロナを恐れてか、暗殺?を恐れてか、実際にも長いテーブルに座っているシーンが放映されていたのを覚えている方も多いと思う。
あの長すぎるテーブルに座るプーチンをいじった物まね。
最初のほうのさわりをシナリオ風にして訳してみると、
ー やたらと長いテーブルの端にすわるプーチン
(ペスコフ報道官)「ウラジーミル・ウラジーミロビッチ。ご要望のとおり、200mの新しいテーブルをご注文しました」
(プーチン)「ありがとう。ところであそこには誰が座っているんだ?」
ー テーブルの端に座っているのが、誰なのかよくわからないプーチン
(ぺスコフ)「あれはショイグ(国防相)です。報告するためにきております」
(プーチン)「そうか、プス、いや、ぺスコフ。行っていいぞ」
ー 遠くのショイグに大声で叫ぶプーチン
(プーチン)「セルゲイ・クジェゲートビッチ!聞こえているか!」
(ショイグ)「(聞こえるか聞こえないかの声で)はい~!」
ー さらに声を上げるプーチン
(プーチン)「わたしがよく聞こえているのか~!」
(ショイグ)「(やはり聞き取れない声で)良く聞こえます~!」
ー ショイグの横に誰かいるように見えたプーチンがショイグに叫ぶ
(プーチン)「おまえのそばに誰がいるんだ~! なんだ、おまえ、馬できたのか~?なんで馬がそんなに陰気で眼鏡をかけているんだ~?」
ー 双眼鏡を覗くプーチン。ショイグのそばにいるのが馬じゃなくラブロフ(外相)とわかる
(プーチン)「ああ、なんだ、ラブロフか~」
といった感じでぺスコフ、ショイグたちの読み方を間違ったり、ラブロフを馬にたとえたり、プーチンたちをいじりまくっている。
当方の翻訳能力、日本語能力が高くないので面白さを伝えることはできないが、ネイティブの人たちはかなり楽しんでいるに違いない。