mir821’s diary~露語学習帳〜

ロシア語を再勉強中。たまにランニング。

100㎞ウルトラ、ロシア女子新記録

今日は村岡ダブルフルの日。
兵庫県であるウルトラマラソンで、ものすごい激坂で有名だ。
ロードウルトラなのに累積標高がなんと約3000mもある。
坂道好きランナーなので、ほぼ毎年参加していたけど、大腿骨頸部骨折でリハビリ中でろくに走れていないから当然エントリーはしていない。
来年は完走できるくらいにはなっていたいな~。
 
実は日本は世界の中でもウルトラ大国(という言葉があるかどうかは知らないけど)。コアなファンも多いし、速くて強いランナーもたくさんいる。
ロシアも同じ。
ウルトラやトレイルの動向をみていると、どちらも方向性がけっこう似ていることがよくわかる。
 
ということで、今日の「ランニングのロシア語」の題材は「Russian Running」のフェイスブックページにアップされていた「100㎞ウルトラ・ロシア選手権」の投稿から、女子の国内新記録7時間01分17秒が誕生したという話題。
フェイスブックから動画付き投稿を添付しようとしたけど、制裁の影響なのかアクセスが拒否されてアップできないので、記事の部分だけをコピペした。
 
(ちなみに、100㎞ウルトラの女子世界記録は日本の安部友恵さんが保持している6時間33分11秒で、2000年6月25日のサロマ湖ウルトラマラソンで記録したもの。
なんと20年以上も破られていない。
男子の日本記録は2023年6月25日、同じくサロマで山口純平選手が記録した6時間6分08秒。
世界記録は2023年5月14日にリトアニアのA・ソロキン選手が達成した6時間5分35秒。)
 
以下、原文(2024年9月28日)
Юлия Рыжанкова обновила женский рекорд России на 100 км.Теперь это 7:01:17!
Средний темп — 4:13 мин/км. Новый рекорд бегунья установила на чемпионате России в Нижнем Новгороде.
Предыдущее достижение было у Полины Авдеевой. В апреле она пробежала 100 км за 7:05:27.
 Чемпионом России на сотне километров стал Василий Корыткин с результатом 6:31:21 (средний темп — 3:55 мин/км).
Мужской рекорд с прошлого года удерживает Николай Волков — 6:08:23, которые тоже зафиксировали в Нижнем Новгороде.
 
(訳)
ユリア・ルイジャンコワが100㎞のロシア女子記録を更新した。現在、記録は7時間01分17秒だ。
平均ペースはキロ4分13秒。新記録はニージニー・ノブゴロドのロシア選手権で樹立された。
前記録はポリーナ・アブデェーエワが持っていた。4月に100㎞を7時間05分27秒で走った。
100㎞のロシア選手権の優勝者は、6時間31分21秒(平均ペース、キロ3分55秒)の結果で、ワシーリー・コルイトキンとなった。
昨年から記録はニコライ・ヴォルコフが、やはり二ジーニー・ノブゴロドで刻んだ6時間08分23秒を保持している。
 
【単語】
・обновлять/обновить 更新する
・обновление 更新
  ~ системы, сайта(システム、サイトの更新)
・на (対格)(分量の設定)・・分の
  бег на сто метров(100m走)、флешка на 2 гигабайта(容量2ギガのフラッシュメモリー)、автостоянка на 50 машин(50台駐車可能な駐車場)
・устанавливать/установить 樹立する、確立する
  ~ дипломатические отношения (外交関係を樹立する)
・установление 樹立、確立
  ~ мирового рекорда(世界記録の樹立)
・удерживать/удержать 保持する、維持する
  ~ своё место в чемпионате (選手権で順位を維持する)、~ в памяти(記憶にとどめる)
・удержание 保持、維持
 
「Russian Running」の記事では「選手権で」の「で」が前置詞наだけど、「プログレッシブロシア語辞典」の例では前置詞вになっている。
グーグル翻訳はвになっている。
どっちかな?
「これなら分かるロシア語文法」(匹田剛著、NHK出版)は、в とнаの使い分けについて、「наを用いる用例」として「出来事、催し物、行為など」を上げているが、それだとчемпионат はнаになりそうだけど、明示はされていない。
 
私と同じ疑問をもつロシア人もけっこういるみたいで、ネットのロシア語文法質問コーナーにはたくさんの投稿がある。
ウクライナの「на」VS「в」論争を筆頭に、文脈、状況、位置関係、場所、などなどによっていろいろ複雑みたいだ。