ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が俳優・コメディアン時代に主演した政治風刺ドラマ「国民の僕(しもべ)」。
原題はウクライナ語では「Слуга народу」。
ウクライナ語だとほとんど分からないけど、一体どんなドラマなのかと検索してみたら、なんとYoutubeで公開されていた。
→Сериал Слуга народа - 1 и 2 серии | Премьера комедии 2015 - YouTube
リストを見ると、シーズン1から3まですべてある。
シーズン1をクリックして視聴してみると、なんと言語はウクライナ語じゃなくロシア語だった。
冒頭、マイダン広場を見下ろす怪しげな3人の会話は、間近に迫った大統領選挙にむけての謀略めいた内容だった。
続く主題歌もロシア語、本編が始まっても登場人物の会話はロシア語。
シーズン1の第1、2話をさらっと視聴したが、ところどころウクライナ語があったもののほぼすべてのセリフがロシア語だった。
いい教材がみつかった。少しずつ聞き取ってリスニングの練習にしよう。
「слуга народу」は、YouTubeの表記では「слуга народа」。これはロシア語。народの部分ロシア語は生格。ウクライナ語は勉強したことないので格変化の名称は正しくは知らない。属格ってのかな?
ロシア語の「народ」にも「много народу」とかで「-у」がみられるが、ウクライナ語では一般的なんだろうか?
いい機会だからウクライナ語も勉強してみようかな。
プログレッシブ・ロシア語辞典では、сериалは「連続ドラマ」、серияは「シリーズ」、「部、編」となっているが、テレビドラマシリーズの定着表現からすれば、сериалは「シーズン」、серияは「○話」って感じだろうか。