mir821’s diary~露語&ランニング〜

25年ぶりにロシア語を再勉強中。たまにモンゴル語&ランニング。

ベルゴロド~建物500棟が破壊。地元メディア~

ロシア西部ベルゴロド州の国営ローカル局「ヴェスチ・ベルゴロド」の24日の放送の翻訳。

見出しは「グライヴォロンスク地区で破壊工作グループが約500棟の建物を破壊」となっている。

0:00 アナウンサー:「ウクライナ軍はベルゴロド州への攻撃を止めてはいません。グライヴォロンスク地区の国境沿いの村では、破壊工作グループの侵入による被害の規模を集計しています。ウクライナ民族主義者は、地元住民に対して不法な行為を犯し、略奪行為に及び、住宅地を銃撃しました。この恐ろしい出来事の結果について、ウラジスラフ・ハルチェンコのレポートです」

0:22 ハルチェンコ記者:「敵の部隊はグロトワ村の文化会館の建物に陣取ることに成功しました。ここで彼らは拠点を構える予定だったのです。幸運なことに、施設はこの日は休日でした」

 

0:30 文化会館館長:「職場には誰も職員はいませんでした。幸い、子どもたちの催し物もありませんでした。詳しいことはこれからですが、今日見たところ、窓が破壊されています。つまり、窓から侵入したのでしょうね」

 

0:42 ハルチェンコ記者:「道路には、まだ、折れ曲がった車両が放置されています。破壊工作者たちは車両を遮断物として利用していました。被害は甚大です。民族主義者たちは狂暴性を現し、民間人から電話を奪い、車に向けて発砲したのでした。まさに、この車は、急いで家族を脱出しようとした民間人から略奪したものです。幸いなことに、家族も男性も生存しています」

 

1:02 男性の住民:「彼らは、まず、電話を求めてきた。それから、車。あそこにある撃たれたオペールだよ。私は車からひきずりだされた。『出ろ!ここから走り去れ!』ってね」

 

1:21 ハルチェンコ記者 「この日は砲弾は数時間静まることはなく、その中の一発がこの家の数m先に落ちました。ここはすべて灰に覆われ、瓦礫で一杯ですが、まさにこの民間人の家の敷地に着弾したのです。建物は完全に破壊され、家の窓も爆発で粉々です」

 

1:38 ハルチェンコ記者 「国境沿いの村の住民には人道支援が行われています。食料品一式が提供されています」

 

1:40 住民:「お茶、マヨネーズ、クッキー、黒パン、、、、」

 

1:49 ハルチェンコ記者 「ここはカジンカ村ですが、私たちの取材班やほかの同僚たちの稼働中、ウクライナ軍の砲撃に直面しました。消音砲弾で狙ってきたのです。幸い、被害はありませんでした。ウクライナ破壊工作グループにより、グライヴォロンスク地区では約500の建物が破壊され、これまでに家屋には不発弾も発見されており、その廃絶作業も終わってはいません」

 

と言った内容。

 

「ヴェスチ・ベルゴロド」は、この放送では物的損害だけを伝えているが、ほかの動画では腹と手を撃たれて入院中の女性についても伝えている。

負傷者は州全体で8~12人らしい。

ただ、いろんなSNSで報道されているように死者(1人or2人)については、この局のニュースサイトでも触れられていないから、もしかして、死者はいなかったかもしれない

(その後の日曜日(28日)のまとめニュースでは1人が死亡したと伝えていた。)

なお、ロシア国防省ウクライナ側を70人ほど掃討したと発表しているが、もしそうだとすると、いくら国営放送とはいえ地元放送局もなんらかの形で触れるはずだから、きっとその国防省発表はでまかせなんだろうね。