mir821’s diary~露語&ランニング〜

25年ぶりにロシア語を再勉強中。たまにモンゴル語&ランニング。

専門家も大変だよね、、、。

ドイツの放送局「ビルド」のロシア語放送のユーチューブチャンネル。

静かで知性的な語り口のナタリア・ズバレービッチ教授のインタビュー。

画像の見出しは「2023年夏をロシアはどんな風に生きているか」。

出生率低下、ルーブルの為替、予算とかについて語っている。

youtu.be

 

ときどきズバレービッチ教授のインタビューをみているが、なんだか今回の動画のコメントには、批判的なものが多かった。

とくに、「賃金は上がっている」との教授の認識には、たくさんの疑問符が付けられていた。

専門家の認識と市井の人々の現実の差。

戦争で潤っている連中も確かにいる一方、貧困層はさらに増えている、ってところだろうか?

もう一つがロシアが占領した地域の呼び方。

教授は「新しい領土」と言ったが、コメント欄には「(ロシアが)占領した領土」だとの表現を使うべきとの批判が目立った。

 

この先生、分かりやすくて、静かに知的に話すから、すごく勉強にはなるんだけど、あまり予測はあたらないんだよな~、なんて思っていたら、自分の考えにぴったりのコメントをみつけた。

Зубаревич стала аккуратно высказываться после неудачных прогнозов краха экономики год назад. Экономика справляется лучше прогнозов. Санкции не работают так как все ожидали!

 

(訳)ズバレービッチは、一年前の経済崩壊の予想の失敗の後、慎重に発言するようになった。経済は予想よりも良く対応している。制裁はみなが期待したほど機能していない。

 

2022年春のロシアのウクライナ侵攻直後、西側の経済制裁強化でロシア経済はその年の夏、秋には崩壊する、なんて予測を教授はしていたけど、おおはずれ。

専門家も未来のことはよく分からないよね。