フェイスブックを眺めていたら知らない単語があったので、ひさしぶりにランニングのロシア語。
題材は「マラソンランナー」のFBページから。
知らない単語は「заброска」。
ただ、文脈から意味は分かった。いわゆる「ドロップバッグ」。ウルトラランナーだから当たり前に分かった。
プログレッシブ・ロシア語辞典にはない(забросで「送り届けること、派遣、、、」はある。でも、これだと指小語でもドロップバックまでは推測はできないよね)
試しにググってみると、ロシア語では「Это организованное на марушруте хранилище продуктов питания, топлива и необходимого снаряжения」とある。
これだと補給地点って感じになるんだなあ~って思って、「マラソンランナー」の記事の本文をさらに読んでみると、「Заброска – это вещи, которые будут ждать спортсмена в заранее определённой точке на дистанции. В зависимости от протяжённости и сложности маршрута забросок может быть несколько.」って文章があった。
訳してみると、「ドロップバックはレースのある地点であらかじめランナーを待っている物です。コースの距離、難易度に応じてドロップバックは複数になります」となる。つまり、ドロップバックの訳語で落ち着く。
本文中の写真には、どこかの欧米のレースのエイド地点の写真があって、そこには「Race Bags」って文字もみえるから、日本語の訳語としても、ドロップバックで大丈夫。
余談だけど、ウルトラ、トレイルランナーじゃない人だと、ドロップバッグっていうと肩掛けタイプみたいなおしゃれなバッグをイメージするかもね。
ちなみに本文で挙げていた5つの重要な物とは、①衣服とシューズ②補給食③サプリ④薬⑤その他の重要な物(例えば、乾いたor湿ったガーゼ類、ミニタオル、充電器、交換メガネ、コンタクトなどなど)だった。
毎年ロード、トレイルのウルトラを走っているけど、まだ今年はどこにもエントリーしてない。ひとつぐらいは走らないとね。
【訳】
ウルトラランナーたちはドロップバッグに何を入れているのだろうか? 重要な5つの物は超長距離それ自体にとっては軽いものではない。
しかし、超長距離では、湿ったシューズや新たにできた肉刺や空腹に、まさに苦しむことになる。
そのためウルトラではランナーたちはドロップバッグを利用するのだ。つまり、ある地点まで到達して、元気を回復して、必要があれば着替えて、装備を補修して、自分を整えて、新たな力でさらに走っていくのだ。
本文ではドロップバッグに入れるべき5つの最重要な物について検討しています。そのほかのものは希望に応じてといえるものですが、ウルトラを走るランナーなら持っていなければなりません。
【原文】
Что кладут в заброску ультрамарафонцы: 5 главных вещей Сверхдистанция сама по себе штука нелёгкая.
Но сверхдистанция в мокрых кроссовках, со свеженатёртыми мозолями, на голодный желудок – настоящее страдание.
Поэтому на ультрах бегуны пользуются забросками: добрались до точки, подкрепились, при необходимости сменили или починили экипировку, привели себя в порядок – и с новыми силами побежали дальше.
В статье обсудим 5 важнейших вещей, которые должны лежать в заброске. Всё остальное кладётся по желанию, но эти – must-have для каждого бегуна на ультрадистанции