YouTubeで見つけた初級ロシア語講座、「私たちはロシア語を話します」。
膨大なコンテンツのあるチャンネル「ソビエトテレビ」の動画のひとつだ。
1977年の制作で、外国人へのロシア語教育で有名なプーシキン大学が監修している。
初級レベルの内容で単語は簡単なものばかり。
でも、ストーリーはけっこう面白い(と思うのは私だけ?)。
それ以上に見てて飽きないのは、街の風景や人々のファッション、通りの雑踏や店の商品といった1970年代のソ連のノスタルジックな映像だ。
主人公たちは当然俳優だけど、街中でのロケには一般市民も映り込んでいて、その時代の空気を感じることができる。
講座はシリーズになっていて、第1課のテーマは「知り合うこと」。
主人公のオーリャは大学3年生。スタートレックのスポックにちょっと似ている。父親は建築家、母親は医者という設定だ。
冒頭の自己紹介のとき、「私はキエフに住んでいます」ってセリフを言うが、まさか45年後にロシアとウクライナが戦争するとは夢にも思わなかったに違いない。
初級のロシア語なので、文法も単語も分からないものはなかったけど、参考になったのが「угадывать/угадать」と「догадываться/догадаться 」の使い分け。
オーリャと街中で知り合ったジーマとの会話で次のくだりがあった。
Зима:А хотите,я угадаю,где вы учитесь?
Оля:Да.
Зима:Наверное в университете?
Оля:Да.А как вы догадались?
Зима:На каком курсе вы учитесь?
Оля:А как вы думаете,на каком курсе?
Зима:На втором?
Оля:А вот и не угадали.На третьем.
英語ではどちらも「guess」だけど、少しニュアンスに違いがあるみたいだ。