前回の投稿の関連動画。
ヴェスチ・チュコトがテレグラム・カナルに投稿された動画を紹介している。
よく分からなかったのが「косолапый」って単語。
文脈的にヒグマのことを言っているけど「斜めの足」って何?って、辞書をめくると、「内股の」とか「内反足の」とかの形容詞だが、男性名詞の「熊」の意味もあった。
動画のヒグマは、犬に吠えられても反撃する素振りもないし、近くから撮影されても威嚇してくる様子もない。
それどころかゴミ箱をあさっている様子も撮影されていて、なんだか見ていてかわいそうになってきた。
アナウンサー:「Отмечу,что этим летом бурые медведи часто наведывались в посёлок. Взрослый самец,молодой особь крушили мусорные баки в районе Пехоты в поисках пищи. Но,их удалось выжить с территории людей. 」
(訳)「今夏は村にはヒグマがしばしばやってきました。成獣の雄や若い個体は食事を探すためペホータ地区のゴミ箱を荒らしました。しかし、住民の居住区から追い出すことができました」
ヒグマは一頭だけでなく、複数いたらしい。ただ、街に入り込んだヒグマは猟銃で駆除したりすることもなく、威嚇音などで追い払ったみたい。
アナウンサー:「Дабавлю,что с 1 августа на Чукотке открыт сезон охоты на бурых медведей. Он завершится 1 декабря. Тогда же с наступлением морозов косолапые залягут в зимнюю спячу.」
(訳)チュコトではヒグマ猟が8月1日から解禁されています。11月末には終わります。そして、酷寒の到来とともにヒグマは冬眠に入ります
とアナウンサーは続けたが、人間のゴミ箱をあさらなきゃいけないほどお腹を空かせたヒグマが静かに冬眠できるんだろうか?
ついでにあれこれググってみると、「косолапый」 は熊の定番の修飾語らしく、なんと2億8000万回も再生された動画がヒットした。
ロシアの子どもにはとても知られている歌なんだろうね。知らないけど。